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【自作翻訳/類司】シナリオ

*不发白不发,所以也往这边发一下。和中文版略有一些词句组织上的区别。如有语法/用词错误等,还请私信/提问箱赐教。

*中文原文:【***】

*Pixiv ID:16328104



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『——今この時、オレたちが演じているのは正に下手な劇作家と役者の役だ!だから舞台裏の支配者よ、お前の願いを叶えよう!』 


片思いシナリオについての話。 


※キャラ崩壊と戯れ言を繰り返す自己満足な言葉遊びです。何でもいい人向け

※ユニストやイベストのネタバレをほんの少し含みます(ほぼ無い)

※イメージソング:倉.橋.ヨ.エ.コ / シ.ナ.リ.オ

※キャプションを読んだあとの苦情は受け付けません




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『さあ来るがいい!このステージの上には不可能など有らん!』


 そう司は言った。ボールペンで手帳を二回強く叩き、ノイズをわざと作り、又は得意げな顔をして話を続く。


『人類の物語や宗教神話!天変地異や文明再生!有りあらゆる物から有るまじき物まで、この狭い空間は作り上げ、そして最も荒唐無稽な形に変幻させ人目に映す。演者の仕事は正にその万物を真実にすること。地滑りや惑星の衝突を、木の床とドライアイス製造機とロボットと観客と同じように、此処に確実に存在させるために。だから類、お前のその思いを打ち明けろ!疑いなど恐るるに足りん!演出家の願いを叶えることこそ、役者の一願望ではないか!』

 

 類は悲しげな表情を浮かべた。

 

『その最後の言葉がなければ、僕の願いは叶われたのかもね』

 

 ここでナレーションを切り、間を入れる。すると驚き、悩み、怒りの表情を切り替え、最後に困惑に至る司を鑑賞する。訊かれるのも待たずに、『だって僕は今日、演出家としてではなく、劇作家としてここに立っているのだから』と宣言した。

 瞬きを一つして、司は口をぽかんと開いた。その後ろにあるワンダーステージは彼の様子を引き立て、見事にクローズアップしている。えむの甲高い歓声と、寧々の威力のない叱りが背景に響く。視野に入っていないあの二人は、多分遠くではしゃいでいるのだろうと類は思った。彼は司を見つめ、予想していた反応を待つ。

 やがて、座長は鮮やかな笑みを浮かべだした。

 

『これは珍しいな!お前自ら脚本を出すとは思ってもいなかった。だが、まさかそんなことで萎縮しているのか?同僚を信用しないことで訴えるぞ』

『勿論、問題はこれだけではないよ』

 

 ボールペンを振る司に、類は続いて説明をする。

 

『この脚本の内容こそが、一番議論を引き起こす部分さ。怒らずに聞いてくれ。僕が心配なのは、別に座長からの却下ではなく、このショーの出来栄えなんだからね。自分の演出にも君の演技にも自信はあるけれど、ストーリーをうまく伝えているかどうかだけは、あまり自信がないな』

 

 司は少し考えた。

 

『よし、じゃあ回りくどい言い方をやめよう。お前が出したいのは一体どんな脚本なんだ?』

『かなり陳腐で、それでいて前衛的すぎる物語だ』

『矛盾してるわ!陳腐とはどういうことだ?』

『僕が書きたいテーマは愛だからね。もっと正確に言えば、片思いについての物語さ』

『ほう。確かに、恋愛物なんぞこの世には腐るほどあるからな。じゃあ前衛的なところはまたどんな?』

『まあ、本当にそう書いていいのかまだ迷っているかな。そして上手く説明できないのかもしれないのを踏まえて、出来上がった脚本を直接君にお目通しを願うほうがいいと思うよ』

『お目通しを願う?』

 

 その言葉を繰り返し、司はすぐ頷いた。

 

『それも当然だな!なにせこれに関して、オレはお前の先輩と言っても過言ではないのだぞ!』

 

 類はくすくすと笑い出す。

 

『ではその時、また君の意見を参考させて頂くよ、僕らの大脚本家』

 

 待て待て、と司は眉を上げる。

 

『そういえばいつどこの誰が、オレの脚本に悲劇と喜劇との区別がつかんと言っていたな』

『紛れもなく本人です。でも大丈夫。なぜなら、この物語は悲劇か喜劇か、僕自身も分かっていないんだからね』

 

 

 

 

 

『いや待て、もう一人の主役はどこだ?』

 

 ハッとしたように司は言った。それに対し、類は気長に問う。

 

『どういうことかな?』

 

 司は台本のあるところを指差して、パンパンと叩く。程良く控えめな類の筆跡は、司の大きなマーキングと絡み合い、紙面を埋め尽くしている。今この時、舞台演出家と一座の座長が居るシーンは校舎の屋上で、小道具は台本帳と弁当箱とレタスの入ったサンドイッチの包み紙である。司と類との距離は、くっつく筆跡共と同じように近い。

 

 そこで、司は力強く言う。

 

『これは片思いについての物語だとお前は主張しているが、最初から最後まで、主役は一人しかないじゃないか!恋だというもの、一方的であれ両方的であれ、あげる者と受ける者がいるべきだ。オレにだってそれくらいは分かる!それにオレから見れば、この主人公は誰かを愛しているようには全く見えないぞ』

『それは当然さ。だって、主人公こそが愛されている方だからね』

 

 司は驚く顔をした。

 

『だがそのことを彼は全然知っていないだろ?』

『その通り』

 

 類は頷く。司というと、怒りが少し薄らぎ、感情より理性が勝っているようには見えた。

 

『では、この片思いはどこで成立しているんだ?その求愛者は文字の裏側に隠れていて、キャスト表からも姿を消して、単に主人公が出処不明の恵みを受け取っている時だけ間接的に現れるとオレは想像していたが、一通り読み終わったら、そんな描写すら脚本にはなかった。正直に言うと、起承転結も何もない、ただの高校生日常ドキュメンタリーにしか見えないぞ』

『もしかしたら、確かにただの高校生日常ドキュメンタリーかもしれないね』

 

 そう揶揄った類に、司は肘打ち一つで反撃し威嚇を放つ。

 

『オレを試しているのか!類がこれを片思いだと言うのなら、きっとその理由があるのだろう!』

 

 肘打ちを食らった類は気取った痛がりようをした。それを見破った司は全く動じない。残念そうな様子を浮かべ、新参仮劇作家は計画を諦め、座長の手にある紙束に目を向けて、そしてそう宣言する。

 

『真実は、その求愛者はとこにでもいる、ということさ』

 

 司は考え出す。

 

『お前が言いたいのは、三人称視点で主人公を観察している観客共全員が、片思いをしている人物なのか?確かに斬新的な発想ではあるな』

『そうとも言えるね。演じているとき、ステージの上にいる主人公こそが舞台の焦点であり、空間全体の中心だから。そういう意味では、彼の動きを視線で追い、全身全霊をかけて彼に同調するステージ下の観客は彼の求愛者に違いないね。……ま、インタラクティブとしては、どうも分かりづらいのは否定できないんだけど』

 

 思わず緩められた司の口元に視線を走らせ、少し間を置いて、類はそう続いた。座長は未だに自画自賛の余韻に浸っているが、本題を忘れてはいないようだ。

 

『ありきたりな高校生に同調したいなんて誰が思うか!それにオレから見ると、お前が言っているのは役者であり、キャラクターではないはずだ』

『その通り。だからこれは一番の正解じゃないよ。さあ、もっと頑張りたまえ!』

 

 それからの半分間、司は必死に考えている素振りを見せた。その横顔と、台本帳を叩く指を類は興味津々で観察する。座長は、ほとんど彼が考えていた通りに動いていた。困惑したような呻き声を上げて藻掻いた後、ぱんっと紙を叩き、長いため息をつき、適当に両手を上げて降参したポーズを取る。

 

『オレの負けだ、この大天才!お前の突飛さはオレの想像すら超えていたってことか!』

『フフ、思った通りだね。君が答えを出せるなんて全く期待していなかったから』

 

 そう満足げに呟いた類に、司は悪態をつく。

 

『ほう、馬鹿にしているのか!』

『まさか。告白する勇気も意図もないからこそ、相手に悟られないようその求愛者は片思いを続けているんだよ。それに、彼は相手をよく知っているから、その探知を避ける技術も当然備えている。つまるところ、愛されている者はそれを知らないほうが普通なんだよ』

『つまり、オレだけではいくら考えても答えが出ないものだな』

 

 司は頷き一つをし、状況を快く受け入れた。

 

『いいだろう!ではその秘密を明かそう!いずれお前からこの無駄にしまった三十秒を取り立ててみせるがな!』

『では期待して待とうか』

 

 類は笑みを浮かべた。無駄口を叩くんじゃない!と司は言葉でその緩んだ口元を下げようとする。

 

『それで?どこにでもいる、とはどういうことだ?』

 

 臨時劇作家は笑顔を消さないどころか、更に顔に得意気を付け加えた。

 『どこにでもいるとは当然』と、彼は意図的に話すスピードを緩め、焦らすように懸念を作り、『どんなものでもあるってことさ』と打ち明ける。一言言い終わると、自慢という皮を剥がして、もう一度飄々とした顔つきを被った。

 

『雲や雨。雨宿りをする鳥。主人公の通学路の信号。アスファルトの舗道。片思いをする人物は感情に苛まれて、やがて自分を万物に化した。そうすれば、主人公のそばにいても気づかれることなく、好き勝手に留まれるという完璧な状態になれるのだからね』

 

 その瞬間、狂人でも見たと言わんばかりの目つきで、司は後輩の劇作家を見つめる。類は両腕を組み、満足げな表情を浮かべて、感慨を漏らした。

 

『——そうとは思わないかい?』

 


 

 

 『まあ、驚いているようだね。それも当然、なにせ物語の核心にある真実の種明かしにはいつも虚を突かれるものだから。そしてそれは、求められる側に知られてはならないこともある。うん、君の言い分は分かる。僕はあまり良い脚本家とは言えない。それに、新人の作品には多少のキズがつくものさ。もしかしたら、演出を設計するときの癖が文章に忍び込んでいたりする可能性もある。これに関しては認めるよ。君の三十秒を無駄にさせてしまったことも認めよう。でも言っておくけど、これでも僕が夜な夜な知恵を絞って作り上げたものだ。ねえ、まだ怒ってる?謙虚に教えを請う生徒に対しての態度ではないじゃないかな?』

 

 サラサラと言葉を紡ぎだす類に対し、司はため息一つを漏らした。

 

『お前のその奇天烈な考えにはとうの昔に怒ることをやめた。謙虚に教えを請う生徒にはどうも見えないがな』

『どちらにせよ、司くんの意見を聞かせて欲しいね』

 

 司は手を組み、顎に指を当てて考えこんだ。

 

『そうだな。類が言う前衛的ということの意味は分かった。その演出効果への懸念も理解した。正直、これは大入り満員より確実に悪評がつくとオレは思う』

『その通りだね』

 

 類は頷いた。だが!と司はパンと脚本を叩く。

 

『ここで重要なのは、お前は観客を誰として想定しているということだ!もし類は、ワンダーステージの常連客や新規客の前でこれをやろうと思っていたのなら、間違いなくワンダーランズ×ショウタイムの評判は地に落ちるのだろう。しかし、お前がこれを公にするつもりはないのなら話は別だ。そんな心配一切要らないんだろう?』

 

 手にしていた脚本を置き、司は振り返て類を真っ直ぐ見つめ、その目線で彼を貫いた。

 

『お前は、本当に生徒として来たのか?』

『君にはこれが喜劇に見える?』

『見えんな』

 

 そう司は滞ることなく答えた。まるで劇作家失格である彼からのその質問が会話に出てきたのは、ごく自然であったように。

 

『喜劇かもしれないね。主人公は屈託のない高校生活を送れていて、片想いの人も愛する人と永遠に離れないという夢を叶えられる。誰も拒絶されることはなく、傷付くことも勿論ない』

『どう見ても悲劇だろ!自分に纏わる恋だろうに、主人公は最初から最後まで関わることが許されていなかった。それに加えて、彼の求愛者は全てを諦めても可能性一つ掴むことすらできないとんだ臆病者だ』

 

 なんたる無情!と類は嘆く。

 

『好きな人に臆病者だと言われて、誰が喜ぶだろう!』

『なら根性のあることをいくらでもすればいい』

 

 そう司は淡々と言った。遂に繰り返された非難の言葉に不満でも覚えたのか、類は眉を顰め、微笑みの仮面を外して、自分の表情を司のそれに同調する。

 

『恋する者は皆、失うことに憂慮するものだ!もし告白を断られたら、今度こそその求愛者は二度と立ち直れないのだろう。彼が避けていたのは正に起こる可能性があるバッドエンドじゃないか!』

『それこそが問題だと言っている!!』

 

 弁護しようとする類に、司は勢い良く声を上げた。

 ぱっと彼は立ち上がると、また二歩大きく踏み出して前に出た。颯爽的に、切羽詰まったかのように、脅すかのように、司は類に振り向き彼を見下ろして、その体に圧迫の影を落とした。ちょうどいい角度から日光が差してきて、座長を屋上の中央に位置づけする。

 

『このステージの上には不可能など有らん!これは絶対的な摂理。世にある物や世を超える物、その万物が全て我々の支配下にある。恋愛感情如きも例外ではない!劇作家のお前さえ良ければ、その片思いも当然報われるものになる。だからこそ、悲劇と喜劇を区別できないのは類、お前の方だ!勝手に大団円の出番を奪い、無駄な我慢をし、保身のために両思いを芽生えの時期に潰したのはお前だ!……それで、まだ何か弁解することがあるのか?』

 

 司は高らかに判決を言い渡した。そして類はまた自己弁護に入る。

 

『あるよ。僕のセリフは、まだ始まってもいないからね』

『では聞かせてもらおう』

 

 すると類も立ち上がり、服の裾を叩いて、光の当たる範囲に入っていく。そのわずかな身長差は彼に何の優位も与えていない。なぜなら、今主導権を握っているのは司で、それに対し類は未だに相手役に過ぎない。彼は、ワンダーランズ×ショウタイムの座長を見つめた。同じく彼を見つめているかの座長のように。

 

『確かに君の言う通り、これは至極簡単なことだろう。ストーリーに多少の変動を加えれば、物語にある片思いをする人物もその願いを叶えられるのかもしれない。けれど残念ながら司くん、君の訴えはまだ僕に罪を認めさせることができない。なぜなら、僕が最も悩んでいる問題は未だに解決の目処が付かなく、物語の外にいる片思いする者も現に眠れぬ夜を迎え続けている。この劇において僕は劇作家であり演出家であり、の求愛者が化した万物の指導者に支配者。人工降雨装置や鳥のロボットや信号機の道具、それらの一挙手一投足はすべて僕のコントロール下にある。虚無から平面上の文字を創ったのは僕で、文字を立体空間内の演出に変化させたのも僕だ。万物の言葉は叫ばれた僕の本音。万物の動きは暴かれた僕の欲望。もしその万物が世間の全てを象徴しているのなら、この僕が象徴しているのは正に世間を超えた存在。さあ、スターよ!これを真実にすることが君にはできるのかな?世間を超えた存在はもはやステージから離脱したのだ!これでは演者も手の打ちようがないのだろう!』

 

 司は得意気な、そんなことだろうと言わんばかりな表情を浮かべた。

 

『やはりな!お前の愛情はオレが見たものの中でも一番貪欲的なものだ。キャラクターだけでなく、役者をも独占しようとする』

『だって僕もまた、三人称視点で彼を観察している求愛者の一人だからね。ほら、さすがの君もお手上げじゃないかい?』

『そうだな。舞台上の高校生の主人公には、お前が与えている大役が務まらないかもしれない』

 

 そう司は平然と認めたが、すかさず話を一転させた。

 

『だが!オレたちは対等の立場にいる!お前が世間の全てに属していないのなら、オレもまた舞台の一部だけに留まるわけがない!類、お前の願望はここにいる天馬司にだけ叶えられる。そうと思えば、事態もまだ楽観的ではないか?』

『とは言え、問題は何一つ解決していない!もしそうだとしたら、現に君も僕もステージからは離れていて、万物を支配する能力を失っている。それでは、恋が報われるなんて誰も保証できないじゃないか!』

 

 司は鋭く言い切る。

 

『大間違いだ!この問題は、最初から解決されていただろう!』

 

 咄嗟に類の手を掴み、司は彼を目の前に引き寄せ、至近距離で目を合わせて、演劇の動作空間の構成原則を無視した。類というと、少し驚いたような顔をしたが、戸惑ったり、はっと悟ったりする様子はなく、まるですべてが予想通りに見える。幸い、鼻先をくっつけそうなくらい彼らの距離は近かったので、その尋常でない表情に気づける潜在的な観客はいない。

 

『じゃあ、君はどうやってそれを証明する?』

『一番よく知っているのはお前だろ!なのにこのオレに証明を求めるとはどういうことだ!これは主役一人の恋愛物だと、求愛者はどこにでもいるのだとお前は宣言した。嘘ではないが、真実の全てでもない。万物に化した片思いをする人物と、舞台を超えた片思いをする人物以外、この物語にはまだ一つ明かされていない驚くべき秘密がある。それを暴こう、類!』

『最も深い所に隠された伏線は、最も迫力のある時点で明かさなければならない。けどそろそろ予鈴が鳴りそうなので、恐らく長話をする時間はもうないだろう』

 

 司は大笑いをした。

 


 

 

 

『お前さえ望めば、予鈴は永遠に鳴ることはない!なぜならお前こそが劇作家で、演出家で、ここにある万物全ての総帥だ!オレたちの背後にある屋上の鉄扉は金属製の塗装板に過ぎない。フェンスはプラスチック製で鉄条網はただの飾り。太陽の役割は照明器具が行っている。それに気づいて初めて、このショーの役は本当の意味で揃える』

 

 一呼吸置いて一歩後ろに出て、類と距離を取った後、司は再びスポットライトの中心に立った。両手を広げ、大きく息を吸い込んで高らかに宣言する。その音は屋上の空気を震わせ、劇場の防振壁に吸収された。

 

『——今この時、オレたちが演じているのは正に下手な劇作家役者の役だ!だから舞台裏の支配者よ、お前の願いを叶えよう!』

 

 類は熱烈な、鳴りやまない拍手をした。

 

 

 

 

 

「これで、物語の結末も一目瞭然ってことだね」

 

 ニコリと微笑んだ類に、司は頬を真っ赤にして笑い出した。

 

「なるほど!類、お前はやっぱり天才だな!」

 

 

 

 

 

-終-

 

 

 

 

 

-後書き-

 

 読んでくださってありがとうございます!

 あくまで衝動の産物。最初はラブコメを書くつもりでしたが、なぜかメタいものになってしまいました。類が書いた片思いシナリオは、「主人公が万物と化した求愛者に愛される」ものではなく、「一演出家が片思いシナリオを書いて遠回しに思いを伝える」ものです。よって最後の部分を除いて会話の直接引用は全くありません、それに大袈裟。エンディングに近づくほど、第四の壁に近づきます。

 ある意味では、『ステージの神』である劇中劇の類と劇の中の類と現実世界の類はトリニティを象徴しています。

 この後両思いになりましたのでハッピーエンド。

 

 「プロの訳者さん達はすごいな…」と痛感させてもらいました。すごいです。


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